まずクライアントとコアの役割の違いを理解してから、設定の互換性を判断しましょう。画面上の名称、ノードのプロトコル、コアのプロジェクトはそれぞれ異なる階層にあり、同じものとして扱うことはできません。
プロジェクトの系譜が同じでも、機能がすべて同じとは限らない
Project Vは、この種のツールを理解するうえで重要な背景です。V2Rayの設定では、トラフィックの処理を入口、ルーティング、出口に分けて考えます。入口はローカルアプリからの接続を受け付け、ルーティングは条件に応じて処理方法を選び、出口は直接接続、プロキシ、ブロックを実行します。V2Flyコミュニティは関連プロジェクトの保守を引き継ぎ、Xrayは関連技術を基盤に独自の実装を発展させています。この関係を知ると設定に共通点がある理由は分かりますが、どの設定でも2つのコアの系統間でそのまま移行できるとは限りません。
VMess、VLESS、Trojan、Shadowsocksはプロトコル名です。TLSやREALITYなどは接続のセキュリティやハンドシェイクに関わり、ルーティングルールはトラフィックの振り分けを担います。サブスクリプションのパラメーターを確認するときは、各層の情報を個別に確認してください。クライアントにノードが表示されても、現在のコアがそのノードのトランスポートやセキュリティ設定すべてに対応しているとは限りません。互換性に関するエラーが出たら、まず必要なパラメーターを確認してから、適切なクライアントとコアを選びましょう。問題を回避するためにセキュリティチェックを無効にしないでください。
オープンソースライセンスとGUIクライアントの役割
v2rayN、v2rayNG、v2flyNGはいずれも、ソースコードが公開されているGUIクライアントプロジェクトです。v2rayNとv2rayNGはGPL-3.0、v2flyNGはGPL-3.0のライセンスを採用しています。V2FlyとXrayのコアプロジェクトはMPL-2.0のライセンスを採用しています。オープンソースライセンスは、コードの使用、変更、再配布に関するルールを定めるもので、ノードサービスの品質を保証するものではありません。クライアントが無料でも、サブスクリプション提供元のサービスが無料とは限りません。それぞれの開発・保守主体と利用条件を分けて確認してください。
GUIクライアントの利点は、サブスクリプションの更新、アクティブノードの選択、ルーティングプリセット、ログの確認を分かりやすい操作画面にまとめられることです。デスクトップ版のv2rayNは複数の設定を継続的に整理する用途に向いています。Android版のv2rayNGはシステムVPNインターフェースを使ってモバイルアプリのトラフィックを処理し、v2flyNGはV2Flyの系統を使う場合の選択肢になります。すべてのクライアントをインストールする必要はありません。現在の構成がノードのパラメーターに対応し、デバイスの使い方に合っていて、問題の特定に必要なログを確認できれば十分です。
更新前に設定を記録し、更新後は段階ごとに確認
クライアント、コア、サブスクリプション、ルールデータの更新は、それぞれ異なる問題に対応します。クライアントの更新で画面上の入口や設定の生成方法が変わることがあり、コアの更新でプロトコルの対応状況が変わることがあります。サブスクリプションの更新ではリモートのノード情報が更新され、ルールデータの更新ではドメインやアドレスの分類が変わります。これらを別々に実行すれば、問題が起きたときに原因を絞り込みやすくなります。現在使えている設定がある場合は、必要なローカルバックアップを先に残してください。バックアップには機密パラメーターが含まれる場合があるため、公開のフォーラムなどにアップロードしないでください。
更新後は、まずコアが起動することを確認し、次に接続実績のある宛先を一つテストしてから、普段使うアプリや振り分けを確認してください。証明書エラーが出た場合は、システム時刻、サーバー名、安全関連のパラメーターを確認します。ドメインの名前解決エラーならDNSの経路を確認し、特定のアプリだけ失敗するならシステムプロキシを参照しているかを確認してください。本サイトのガイドは操作方法や症状ごとに整理しています。クライアントの画面変更でボタン名が変わることもありますが、画面の位置を覚えるより接続経路を理解するほうが応用できます。